今回は、老後のお金に関して自分の考えていることを紹介したいと思います。
自分と同じようにフリーランスであれば厚生年金が支給されないので、会社員の方と比較して年金が減ってしまいます。
さらに会社員と違って退職金もないので、キャリアリタイア後のお金に関しては自分で管理しないといけないです。
年金というものをあてにして、老後の生活設計をすると、「こんなはずではなかったのに・・・」という状況になりかねません。
そこで「年金をあてにしない」という老後の備えについて紹介したいと思います。
会社員の方でも、今後の厚生年金については厳しい状況が予想されるので、今回の内容は参考になると思います。
年金をあてにするな!自分で老後用資産を準備しよう!
冒頭で述べた通り、『年金はあてにするな!』というのが自分の考えです。
年金をあてにしてはいけない理由と、老後資産の準備について解説していきたいと思います。
年金はますます厳しくなる
将来の日本の状況を想像するとわかると思いますが、少子高齢化によって年金を支える層が減り、年金を受け取る層が増えてきます。
そうなると年金資源がドンドンと減流状況になるので、下のようなことが起きます。
- 年金支給額が減っていく
- 年金支給開始年齢が引き上がる
これらのことはすでに起こっていることでもあります。
以前は、年金支給開始年齢が60歳でしたが、2020年では65歳となっています。
この年金支給開始年齢の引き上げはさらに進む可能性が高いです。
定年の年齢引き上げは、表面上は「まだまだ働きたいという人を応援する」的な形で進めていますが、年金引き上げによる影響を少しでも減らしたいということでしょう。
年金をしっかりもらえれば、自由にしたいという方も多いと思うので。
年金は厳しい状況ですが、残念ながら改善する見込みはないと思います。
劇的に少子高齢化が改善すれば明るい光が見えてきそうですが、少子高齢化も以前の予測よりも速いスピードで悪化しているので・・・
これらの状況から、『年金をあてにするな』という結論になります。
これからも改悪の方向に進んでいくであろうことから、年金をあてにすると「こんなはずではなかったのに・・・」という状況になりかねません。
年金は『老後のお小遣い』程度に考えておく
そこで年金は「老後の生活資金の基盤」という意識から、「老後のお小遣い」という意識に変えた方が良いというのが自分の考えです。
将来、『いつから、どれだけ』もらえるかわからない年金を老後の生活費として考えておくのは怖くありませんか?
現在でも年金だけでは生活費を賄えなくなってきているので、「年金だけで生活をする」というのは多くの方にとって難しいでしょう。
なので、年金に頼り切る生活設計はしないほうが良いです。
貯金だけでなく、NISAやiDecoを活用して資産運用する
老後の生活費に備える方法として、一番に思いつくのが貯金です。
日本人の思考として、貯金は安全な物だという認識が強いので、安心して貯金で資産をもつ人が多いです。
ただ、若くて定年までに時間があるのであれば、NISAやiDecoなどを活用して投資信託で資産運用することも考えた方が良いです。
投資信託は状況によっては、マイナスになることもあり、日本人の一般的な感覚では怖いというイメージを持っている人が多いです。
米国や先進国のインデックスファンドであれば、長期的に運用するとプラスになることの方が多いです。
個別株を運用するということになるとなかなか難しいと思いますが、貯金する感覚で先進国のインデックスファンドに積立投資するというのは、これからのスタイルとして考えておいた方が良いです。
貯金はあまりにも利率が低いので、下手すると手数料の分だけマイナスになる可能性は意識しておいた方が良いです。
貯金でお金を増やすというのは何十年も前の常識で、今の常識ではないです。
また2022年になって物価高・インフレが大きな課題になりましたが、貯金は物価高・インフレに弱いです。
老後も楽しみながら収入を得る方法を模索しておく
老後の生活費をためておくだけでなく、老後にも生活費を稼げるようになっておくのが、今後の標準スタイルになるでしょう。
現在も会社員で定年を迎えたあとも、企業に残り働くという道があります。
ここで大切なことは、「楽しみながら収入を得る」方法を考えておくことです。
会社員であれば定年を迎えた後に、次何をしようと考えているのは遅いです。
現役で働いている時から、定年後の自分を想像して何をするか決めておくことが大事です。
定年後に時間ができた時にゆっくり考えようと思っていても、なかなか重い腰が上がらなくなるかもしれません。
また収入がなくなってしまったことに対する不安から、楽しめない仕事をとりあえずやってしまうという流れになりかねません。
ぜひ定年迎えるまでに、次何をするのかを考えて、そしてその準備をやっておきましょう。
さいごに
今回は年金をあてにしてはいけない理由と、どのように老後資金を準備するのかについて解説しました。
日本が少子高齢化という状況を脱しない限り、年金についてはかなり厳しくなっていく状況が予想されます。
自分が年老いた時に「こんなはずではなかった」といった状況にならないようにするために、しっかりと老後資金については準備しておきましょう。
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