資産運用の方法は投資信託だけでなく、不動産や金など多種多様で、人によってそれぞれ合う合わない資産運用があると思います。
自分は投資を始めた時、投資信託以外の資産運用にも興味があって3年ほどソーシャルレンディングをやってみましたが、結論としてはオススメできないです。
今回は自分の3年間のソーシャルレンディングの経験に基づいて、ソーシャルレンディングの簡単な紹介や、なぜオススメしないかを説明したいと思います。
ソーシャルレンディングの概要
ソーシャルレンディングは簡単に言えば、金貸しです。
資金を借り手に貸して、その利子を利益としてもらう仕組みです。
「ソーシャル」って言葉が付いている通り、多くの投資家が集まってお金を出し合うことで、借り手に大きな金額を貸すことになります。
ソーシャルレンディングでの収益は利子ということになりますが、利子の受け取り方はいろいろあります。
毎月分配であったり、満期の時に一括で受け取ったりとソーシャルレンディング会社やや案件によって異なる場合があります。
収益の利率もいろいろありますが、4~7%ぐらいが多いかなという印象です。
貸出期間も12~24か月ぐらいが一般的なように思います。
このあたりは、ソーシャルレンディング会社や案件によって条件はさまざまです。
ソーシャルレンディングで案件に申し込みをし出金すると、その後はとくに何もすることがなく、利子の支払いや元本の返金がされることを待つだけになります。
ソーシャルレンディングを3年間運用の経緯とオススメしない理由
自分はソーシャルレンディングを3年近くやってきました。
ソーシャルレンディングを運営している会社はいろいろありますが、当時自分は下記のサービスでソーシャルレンディングをやっていました。
- SBIソーシャルレンディング
- maneo
- LCレンディング
上記のソーシャルレンディングは運用していた当時はメジャーでしたが、後にサービスとしてなくなってしまったものがあります。
メジャーなものさえなくなってしまうことから、ソーシャルレンディングはあまりオススメできる資産運用ではないと言える1つの理由です。
ただソーシャルレンディングをオススメしない大きな理由は、元本が返ってこないという状況に遭ってしまったためです。
それまで利子を少しずつ受け取っていても、元本が全然返ってこなくなってしまうとそれまでの黒字が一気に吹き飛んでしまいました。
ソーシャルレンディングをやっていた当時の状況を話しながらオススメしない理由を説明したいと思います。
ソーシャルレンディングを始めたころは順調だった
ソーシャルレンディングを始めたころは、とても順調でした。
なので「ソーシャルレンディングって良いなぁ」という感じであまり危機感などは感じていませんでした。
分配金は毎月分配型だったので、お小遣いが増えたような感覚でした。
投資信託も並行してやっていたのですが株価が下がった時でもソーシャルレンディングの方は影響無く、決まった金額の分配金が入ってきていたので、補完できるものになるかもと思っていました。
個人的には『毎月、決まった金額の分配金』がもらえるというところにソーシャルレンディングの魅力を感じていました。
おそらく多くの方が、自分と同じように『毎月、決まった金額の分配金』に魅力を感じてソーシャルレンディングに興味を持っているだろうと思います。
何事も順調な時は「危ない」とは思わないですよね。
ソーシャルレンディングをオススメしない理由1:「延滞」発生で元本が返ってこない
借り手の方で問題が無ければ、満期の時に貸していた元本も戻ってくるのですが、問題が発生すれば戻ってこない場合があります。
戻すタイミングが遅くなるだけであれば、まだマシですが最悪返ってこないケースもあることがソーシャルレンディングの大きなリスクです。
そのリスクにとうとうに遭ってしまいました・・・
元本返済日になっても元本が返ってこず、返済延滞のお知らせが届きました。
この状況になると、もう自分ではどうしようもありません。
「返ってきて」と願うしかないです。
残念ながらmaneoで投資した2件で元本が返ってこない状況になりました。
もし返ってこない期失になると、今まで得ていた利益が完全に吹き飛ぶマイナスになってしまいます。
金額で言うと50万円以上の赤字です・・・
2023年11月時点でも、元本の全額は返ってきていない状態です・・・
ソーシャルレンディングをオススメしない理由2:リスクの避け方が難しい
突然延滞という状況が発生してしまうのですが、これを避けるのは当時はとても難しい状況でした。
投資する際、投資先の情報を確認してから投資するのですが、自分がソーシャルレンディングをやっていた時は借り手の会社名などが伏せられていたので、ほとんど情報を集めきることができませんでした。
投資信託と違って、いきなり元本返金が延滞になるという感じになるので、どうしようもありません。
投資信託であれば、自分の持っていたファンドの基準価額がいきなり0になるということはないでしょうし。
このあたりのリスク回避というのは、投資信託と比較して非常に難しいなぁと痛感しました。
結論:資産運用はソーシャルレンディングよりもインデックス投資の方が良い
当時は投資信託とソーシャルレンディングを併用して資産運用を3年近くやってきましたが、結論としてはソーシャルレンディングの方は期待しない方が良いというのが個人的な経験に基づく結果です。
ソーシャルレンディングは良い面もあるのですが、自分の経験上2つも元本返金の延滞をくらっている以上、他の人におススメはできないと考えています。
投資信託のインデックスファンドを積立投資するインデックス投資の方が、自分としては断然オススメできる資産運用ですね!
さいごに
今回は自分の経験を踏まえて、ソーシャルレンディングをオススメしない理由について説明しました。
ソーシャルレンディングというものの都合上、元本返済の延滞や返済不可という状況が発生してしまう可能性があります。
個人的にはそのような状況になってしまった以上、ソーシャルレンディングは危ない資産運用という認識になり、人にオススメできる資産運用ではないと判断しています。
今はソーシャルレンディングはやめて、インデックス投資1本で資産運用し、ソーシャルレンディングの赤字は補填することができました。
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